こんにちは!昨今はSEO業界も変化が激しいですね。
オウンドメディアはSEOも重要な要素の一つですが、SEOでも広告の運用でも同じように、メディア運営の場合も目標を立てますよね。特に新任のメディア担当の方は、上司の方に「KPIとKGI立てて、PDCA回せるようにしといてー」なんていう風に、アルファベットばかりの依頼を受けたことはありませんか?
今回はそんな新任のメディア担当の方や中小企業のWeb担当の方のために、KPIとは何か、またその活用方法について解説していきたいと思います。
この記事を読むことで、
- 上司をうならせることができる
- メディアの成果を追えるようになる
- 定性・定量でPDCAを回せるようになる
などの知ることができます。
Contents
メディア運営もデジタルマーケティングの一つなので、KPIは立てなきゃ何も始まらない
これは私がメディア運営で経験したものですが、基本的に企業は予算があって行動できるようになりますよね。
当然ながらその予算に見合った成果が出ていなければ、予算も事業も継続できません。
しかしメディアの運営は、費用対効果に見合っているのか判断が難しいもの。そこで実際に運営していたメディアで目標にしていたKPIをご紹介します。
実際に成果を出すために決めていたKPI:その1
KPIは「key performance indicator 」の頭文字を取った言葉で、日本語では「重要業績評価指標」です。もともとは企業の業績に対して定量的な指標として、成果の進捗を追うもののようです。
つまりメディアの場合、目標が「売上」や「認知度」といったものになるかと思いますが、その成果を達成するために必要な定量の指標を設定します。
それでは実際に設定していたKPIをご紹介していきます。
メディアの売り上げが求められている成果の場合
メディアの立ち上げ時にはまずメディアの検索順位を当面の目標にしていました。
期間としてはまず
- 6か月間
- 記事型コンテンツを毎月10記事投稿し続け、特定のKWでの検索順位向上を目指します。;li>
- 初期は10KWを5位以内にいれることを目指すといいかと思います。
なぜ最初に検索順位かというと、「獲得していきたいのはGoogleやYahooでKWをいれて検索をする顧客をターゲットにするから」です。
ちなみに、ターゲットが自然検索をしないユーザーの場合はこのKPIは避けてください。
実際に成果を出すために決めていたKPI:その2
次にKPIとして設定していたのは、PV・セッション数・滞在時間。
こちらの指標では、
- PV数は単純にページがどの程度見られているか
- セッション数は一日の流入数を把握するため
- 滞在時間はしっかりと記事コンテンツが読み込まれているか
などを確認します。
なお、こちらの指標はメディアの成長率や検索順位の取得状況、市場性によって変動するため厳密な数値を立てることは難しくなっています。私の場合、メディアの運営期間が6か月~12か月の際に立てます。
知っておきたい検索順位とクリック率の関係
クリック率は検索順位と大きな関係があります。
ます以下の表をご覧ください。
Position Impressions Clicks CTR Queries 1 7,827,348 1,652,931 21.12% 4,005 2 5,294,156 564,045 10.65% 2,348 3 7,180,218 543,568 7.57% 2,195 4 8,942,980 416,629 4.66% 1,872 5 7,494,264 256,444 3.42% 1,543 6 8,832,562 225,926 2.56% 1,313 7 8,592,201 231,323 2.69% 1,251 8 5,509,401 95,988 1.74% 967 9 1,828,294 31,767 1.74% 737 10 358,835 5,888 1.64% 255
こちらは海外のWebマーケティングの会社が公表した検索順位とクリック率の関係性に調査データです。
検索順位で上位が取れていれば、KWプランナーなどから抽出したデータの月間検索回数から、大まかなクリック率を出すことができます。
つまり、この数値を使って目標として検索順位を掲げ達成したのち、獲得できた検索順位に基づいて想定のPV/セッション数を試算できます。
まずは検索順位で上位表示を目指し、その結果から今後の目標となるPV数やセッション数を出していきましょう。
ブランディングが目標だった場合のKPIの立て方
SNSを使う場合
初期はSNSでのフォロワー数、閲覧数などを指標の一つに立てます。
徐々にSNSからの流入数を計測
SNSからのページセッションや月間流入数を計測しつつ、フォロワー数やシェア数の上昇を目標にしていく。
SNSの表示回数÷流入数を計測すること
SNS以外で認知度を図る場合
SNS以外の場合、検索の月間検索ボリュームや商品ページのPV数、他メディアからのコーポレートへの流入数などがあげられます。
コンテンツSEOにより、商品や会社名での認知度が上がっていた場合、その商品や会社名での検索回数が上昇します。
そのため、サーとコンソールを使った流入KWの確認は必ずおこなうようにしてください。
企画を立てるときは入念に
KPIの設定は、企画時に立てなければ必ずといっていいほど運営が大変になります。
- いつころ構成を変えるか
- どんな記事をいつ頃配信するのか
- SEOだけでなく、ネタ記事、SNS投稿からKWボリュームも重要な指標の一つ
- 各時期に合わせてKPIを設定する
上記4点を踏まえ、まず試験的なKPIを立ててみてはいかがでしょうか?